大学生の爆アド お得な学生ライセンスたち

追記

2022/3/13 Microsoft Office 等 大学で与えられるライセンスについて追記しました.

はじめに

ふと「GitHub Education 登録してないけどどういう利点があるかわからん」みたいなツイートを見かけたので,自分が使っている学生ライセンスを取れるサービスについてまとめてみようと思います.

ライセンス料が必要なものが無料で使えるまたは割引が入るというものはほとんどなので使わなきゃ損です.

大学で与えられるライセンス

電気通信大学に入学すれば無料で与えられるライセンスがあります.一覧は以下のURLにありますが,この記事ではそのうちいくつかを取り上げます.(それぞれのライセンス申請方法もここに書いてあるので記事では省略.ITCユーザーズガイドは電通大生必読です.)

www.cc.uec.ac.jp

  1. Microsoft 365

    「Word, Excel, PowerPointは自分で買わなきゃだめ?」というツイートをよく見ますが,電通大はMicrosotf 365のA5, A1を全学契約しているので必要ありません.これらのMS Officeはもちろん,Minecraft Education Editionも使えます(バージョンが低い統合版).

  2. MATLAB

    MATLABはデータ処理やグラフの描写,シミュレーションなど様々な用途に使えるツールです.実験AのグラフはExcelでやるともちろん楽ですが,体裁を整えやすいのはこっちだと思います.エアトラックのデータもインポートしてMATLABコードを書けばこの通り(このツイートでは検索避けをするためにma*tlabと表記しています).

電通大IEEE学生ブランチの方ではLaTeXの使い方と一緒に紹介されています.

GitHub Education

とても便利です.これに登録するとまずGitHubの方は月$4かかる GitHub Pro 同等の機能が使えるようになります(Publicリポジトリでしかできなかった機能もPrivateリポジトリでできるようになるとか).

...と言ってもピンと来ないですが,Educationの特典がとても大きいです.約100のサービスで割引や無料使用ができるようになります.GitHubの方で認証されてるから」という理由でライセンスを取るときの審査が短縮されることも多いです.私も全て使っているわけではありませんが,お気に入りまたは気になっているサービスをいくつか紹介します.

サービス

  1. GitHub Learning Lab

    GitHub の使い方を学べます.例えば Introduction to GitHub では,GitHub Pages を使いながらコミット・Issue・プルリク等の基本的な操作が体験できます.

    こんな感じ↓

  2. JetBrains

    JetBrainsといえばJavaの代表的なIDEである IntelliJ IDEAや C / C++ 特化の CLion ,Pythonのための PyCharm など,高機能なIDEを提供しています.VS Codeのようなものですがそれと比べて補完がとても早いです.一方で各言語のエディタを複数インストールするのは面倒でストレージの圧迫もしてしまうかもしれません.(だからNeoVimを使うんだよ)

    通常だと年30000円ほどかかりますが,学生ライセンスを取れば全て無料で使えてしまいます.あろうことか卒業生25%割引まであるらしい.

  3. Heroku

    (変更された可能性があるので現在調査中)

  4. Arduino, Adafruit

    手軽に扱えるマイコンボードを販売するArduinoと,そこで使えるシールドやセンサなどを販売するAdafruitではそれぞれの商品が割引で購入できます.まだ利用したことはないです.

他にもまだまだあります.一覧はこちら.

education.github.com

非営利目的での使用と書いてあるのでそこだけ注意が必要です.

学生ライセンス取得方法

大学で発行されるメールアドレスでアカウントを作成し直す必要はありません.自分の設定(右上のアイコン→Setting)の Access>Emails に大学のメールアドレスを追加で登録できます.この大学発行のメールアドレスを用いることでライセンスの申請が簡略化されます.

メールアドレスの例

メールアドレスの例

education.github.com

次に,下のページの "Sign up for Students Development Pack" から先ほど登録したメールアドレスを用いて申請をします.そこからしばらく待つと申請が受理され,上で挙げたサービスの申請もできるようになります.それぞれのサービスに「GitHub Educationで申請する」のような選択肢があるため,それを利用してください.

Autodesk

サービス

機械・建築方面のCADソフトとそれを補強するサービスを提供している会社です.Fusion 360・Inventor や AutoCAD,映像関係には Mayaなど,とても便利なCADソフトが揃っています.初心者向けにはTinkerCADもあります.

1年間のライセンス料はFusion 360 は61000円,AutoCADは71500円のように非常に高額ですが,学生ライセンスを取得するとこれらが無料で使えます.Autodeskさん大好き

学生ライセンス取得方法

学生ライセンスの取り方です

www.autodesk.co.jp

Autodeskアカウントを作成してから上のリンクにアクセスし,「利用を開始」をクリックします.そこから名前・大学名を入力し,学生証をスキャンしたものをアップロードします.あとは1,2日待てば完了です.

おわりに

学生であるうちは高額なライセンス料なしに様々なツールを体験し,実際に授業やロボコンなどの作業で使用することができます.ライセンスが取れない場合の無料体験期間は1ヶ月ほどで終わってしまいます.なんたる差.この機会を逃すべからず.

最後になりますが,学生ライセンスを取るより前に絶対に大学で用いる各種アカウントのセットアップをするUEC Challangeを必ずやりましょう.案内は合格時に届いた書類の中にあるはずです.